you-mama-smile’s blog

染色体異常症を持つ息子と私の生きていくことへの感謝の日々をつづっています。

淡々と

 

 

 

 赤ちゃんを産んでからすぐに看護師さんが

 

 

「赤ちゃんと会えるよ。」と言ってくれた。

 

 

帝王切開のおなかの傷が痛くて

 

 

やっと起こせたからだを引きずって

 

 

冷や汗をかきながら

 

 

会った

 

 

ちいさな保育器の中で

 

 

もっと小さくて

 

 

からだをふわふわの毛に包まれていて

 

 

息子の顔はお猿さんのようで毛むくじゃらだった

 

 

かわいかった

 

 

抱っこさせてもらって

 

 

本当にかわいくて うれしくて

 

 

保育器から出して抱っこしてると

 

 

酸素の濃度が下がるのでと看護師さん

 

 

すぐに保育器に入れられた

 

 

 

 

 

自分の部屋に戻ると

 

 

同じ部屋のママたちは昼夜問わず、

 

 

赤ちゃんが泣くと疲れた体を起こして、おっぱいやミルクをあげていた。

 

 

 

私はそんな様子を見ながら

 

 

「かわいいね。何て名前にしたの?」とか

 

 

のんきに他のお母さんとおしゃべりしていた。

 

 

「赤ちゃんはどうしたの?」

 

 

と言われると

 

 

「酸素吸ってて、保育器から出られないから、小児病棟にいるの。」

 

と言った。

 

 

親指がもう一つあるんだ、なんて言えなかった

 

 

 

わたしの体は正直でおっぱいがこれでもかというくらい

 

 

カチカチに張って痛かった

 

 

 

 

看護師さんのおっぱいマッサージは涙が出るほど痛くて

 

 

乳首をこんなにのばしていいの!?と

 

 

思うくらい、引っ張られた

 

 

 

 

入院中で看護師さんが

 

 

わたしのことをよく気にかけてくれた

 

 

そんな事、今言ったら、

 

 

他のお母さんにも聞かれちゃうじゃない

 

 

と思った